初めてニゲラの種を見た時はびっくりしましたけどね。おもしろいカタチ。
20代のある時期、仕事が忙しく、休みも月に6日くらいで、一人暮らしもしていたから家事もしなきゃいけないし、友達とも遊びたいし、一人の時間もほしいし…と欲張って、ものすごい勢いでやることをやって自由時間を確保する、というような休日を送っていました。
午前中に、洗濯、掃除、買い物、お弁当の仕込み…とやることは全部やって、午後は遊びに行く…というルーティンをしばらく送っていたら、
だんだん、あれもこれも詰め込んでいる自分に嫌気がさしてきました。
もっとゆっくり生きたいのにな。と悲しくなりました。
ついでに、当時の職場はデパート内の店舗で窓もなく、今日の天気もわからない。朝晴れていたのに帰りに通用口を出たらいきなり大雨…なんてこともありました。
せめて天気がわかる職場がいいな。という思いも日に日に強くなりました。
そんなわけで仕事をやめて実家に戻り、しばらく無職で庭づくりをして、人生の夏休み的な期間を送っていましたが、なんだかその延長で今に至っています。
そんなことを「あ、もう20年も前のことだ!」と、突然思い出しました。
何十年前でもいいけれど、私は今、自分の願い通りゆっくり生きて、毎日の天気を庭から眺める日々を送っています。
願いが叶うと、あんなに強く願っていたのにすっかり忘れて、忙しそうな人を見かけたとき「充実してそうで、いいなぁ」なんて思ってしまうのですが、
そんなときは、「あ、また自分の仕事をおろそかにしてる」と姿勢を正すようにしています。よそ見してるから羨ましくなったりするんですよね。
植物も、ガンガンお日さまが当たる場所が好きな子、日陰が好きな子、乾燥に強い子、肥料喰いな子…いろいろです。
人間にもそれぞれの傾向があるのだから、本当に自分が気分良くスーッと進んでいける方を選んでいければいいのではないかと思います。
人と比べない、なんて言うのは簡単ですが、どうしても目に付いて仕方ないこともあると思います。
一時心が揺さぶられることもあろうかと思いますが、自分の本当の願いを思い出して、いつでもちゃんと用意されている「自分の席」に着いて、自分の仕事をしたらいいと思います。
私も、突然思い出した「ゆっくり」をまた心に刻んで心穏やかに一日過ごそうと思います。






いつも庭にいるからこんな場面に出会うこともできるのだし。

