いつも家にいたらだんだんつまらなくなってきたので、たまには出かけてみようかなと思い立ち、五月のおわりに東京の「ちひろ美術館」に行って来ました。
久しぶりの東京だったので、都会のシステムがいろいろと変わって対応できなかったらどうしようかと心配でしたが、なんとか大丈夫でした。
ちひろ美術館は閑静な住宅街の中にあり、落ち着いた緑あふれる街、といった感じでとってもステキな雰囲気でした。
ただ、なんといってもその日は雨と風が吹き荒んでいたので、写真なんて撮ってる余裕はなかったのが残念です。
ちひろ美術館に到着すると、館内は暖かくスタッフの方々が「雨の中ありがとうございます」と優しく声をかけてくれたのでホッとしました。
今は「ちひろと見つめるアンデルセン」という展示をしています。
アンデルセンには幼い頃から何度も触れてきましたが、岩崎ちひろの挿絵が入ったものではありませんでした。
今回あらためて彼女の絵と共に読んでみると、これまでの印象とは全く違う世界が広がって、挿絵の力ってすごい!と思いました。



といった感じの、誰かを想う美しい女性たちの画がいくつも飾られており、しばらく見入ってしまいました。
記念に本やハガキを買って、嬉しい気分で美術館をあとにしましたが、途中でとっても眠くなり山手線で一時間昼寝をしました。
夕方になると都会のビルの灯りがとってもきれいで、(東京駅周辺だけを一日かけて周るのもいいかもなー。)とビルの間にあったでっかいソファにもたれながら思いました。
気になっていたお粥のお店でランチをして、揚げたて芋けんぴも買って、久しぶりの東京さんぽは大満足。穏やかな毎日によい刺激をもらえました。
時々遠くの街、っていうのもいいですね。
これから毎日少しずつ、買ってきた「絵のない絵本」を読んでいくのが楽しみです。
