土のことも考えたい。

エビスと家庭菜園

ピンクユキヤナギが咲きました。来年はもっと大きく咲かせたい。

私は、20年くらい前にガーデニングを始めました。

夢中になった時期を経て、生活の変化でこの十数年はだいぶ庭から離れていましたが、去年から自宅で仕事ができるようになったのをきっかけに、もう一度新しい気持ちで庭づくりを始めることにしました。

再開するにあたって、これからは食べられるものも少しは作れた方がいいかもしれない、と思っています。

というのも、なぜか私は昔から食べ物を育てることに全然興味が湧かず、草花や樹木ばかりに目が行ってしまうのです。家計の役に立たないガーデナーです。

ただ、それは今思えば、もしかすると一般的な作物の”育て方”に共感できなかったからかもしれない。と今回「シュタイナー農法」というものに出合って気付きました。

農薬や化学肥料で土壌を傷めてまで作らなくてもいいや、と心の奥底で感じていたのかもしれません。

私は、無農薬栽培や有機栽培にこだわっているわけではないのですが、「土のことも考えてあげたい」とは思っていました。

だって、土は全てを支えているものだから。土台は何においても地味だけど一番大事です。

とはいえ、ここまではそんなこと全く自覚していなかったので、室内の観葉植物には化学肥料を与えているし、室内に出没する虫にはキンチョールで応戦しています。…この辺りのことは追々考えることにして、

作物を育てることにイマイチ身が入らなかったのは、育て方が気に入らなかったから、というのがなんだか私にはしっくりきます。

畝を立てたり、予め耕したり、土壌の調整をしたり、雑草をキレイに抜いたり…そういうのってやらなきゃダメなのか?と思うとどうしてもやる気が起きません。「植えっぱなし」という言葉が一番好きな私にとっては、そもそも土がどうこういう前に普通にめんどくさいんですよね。

私だったら…、花壇のようにいろんな作物を少しずつ植えて、食べることと同時に全体の風景も楽しめたら楽しいな、と思うのです。

幸いにも私は、広い農地を維持管理するわけではないし、失敗しても何年かけても誰も怒らないし…と思ったら、なんだかとっても楽しくなってやる気が出てきました。

ところで、シュタイナーという人はどうやらだいぶスピリチュアルな人のようです。

本来であれば、始めはやり方を勉強すべきなのかもしれませんが、シュタイナーに関するある解説動画を見つけて観ていたら、「やり方を覚えるというより、シュタイナーが伝えたいことをその人の感性で受け取ってみては」という人がいて、それはとってもいいなぁ、と思いました。

ハウツーやマニュアルよりも、植物と向き合って何を受け取るのかを大事にしてみて、ということです。

これは、ヨガの瞑想にも通じます。

座って目をつぶったら瞑想、ということではなくて、

実は、私たちのような現代社会人には、瞑想の手前の準備段階にすでに大きな価値がある、と私は思うのです。

私のこれまでの経験でいくと、瞑想を目指す場合、まず自分の構成要素を整理する必要があります。

感情の整理、思考の整理、行動の精査をします。それが観察力を育み、客観性へと繋がります。

そのあとは深まった観察力や分別力を使って、集中力の向上や、客観性向上による他者を思いやる力など、生きていく上で有益なものを多く会得していくことができます。

瞑想は、そのあとの話ですから、(多分)

そこまでできたら、はっきりいってもう別に瞑想しなくても十分生きやすくなるじゃん、というレベルです。

それらをなんと、ガーデニングや家庭菜園を通して容易にできるのがシュタイナー農法ではないか、というのが今のところの私の解釈です。

人の内面が整理整頓されていないと、たとえばいくら断捨離してもまた物が増えるし、荒れます。

片付かないのは、心の隙間を埋めようとしているからだと私は勝手に思っています。

だから断捨離は別に解決策ではないし、

…というか、そういう心の隙間を埋めなくても大丈夫なんだということに気が付ける、それが自然と関わることで可能になるんじゃないかと思うのです。

自然、といってもガーデニングや家庭菜園で十分です。

これってだいぶスピリチュアルな農法ですが、「宇宙全体との調和」という世界観からわが家の庭を見られるのって、なんかすごくステキだな♡と思わずにいられません。

シュタイナー農法では、種まきや収穫を惑星の配置に合わせて行うそうです。そうすると不思議と上手く育つ、(とAmazonのレビューに書いてありました。)

目先の小さな領域を自分がいる世界の全てとしてみるのではなく、もっと大きなスケールで見ていくと、難しかったことが実はとてもカンタンだったり、八方塞がりだったことも自然と解消したりするのかもしれません。

とにかく私は、楽しくできるのが長く続けられるから一番いいし、「雑草もむやみに抜かなくていいんだって」と言ったらお母さんもちょっと嬉しそうな顔になったので笑、家族の了承も得られてホッとしています。

もうすぐ。
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