

ジブリの「天空の城ラピュタ」を初めて観たのは小学生で、何歳だったかまでは覚えていませんが、
でっかい飛行船のことを「ゴリアテ、ゴリアテ」とみんなが呼んでいたので、
私は長い年月「ゴリアテってなんだろう」と思っていました。
さっき、お母さんに勧められた「イスラエルとパレスチナの歴史」みたいな真面目なラジオ番組を聴いていたら、講師の方が「巨人ゴリアテ」と言ったので、
私はまた「ゴリアテ?」と思ったのです。
それでとうとう検索したら、旧約聖書に出てくる巨人兵士なんですね。
ラピュタを初めて観たのが30年以上前なので、これでようやく30年来のナゾが解けました。
あの頃は「ねえ、ゴリアテってなに?」と親とか周りに聞いても多分誰も知らなかっただろうし、
ネットもなかったので大人だって調べるのが大変で、親切だったらスタジオジブリに電話をかけてくれたかもしれないけど、たいていは「うるさい、外で遊んできなさい。」とか言われて終わりだったろうな…と、(ラジオはそっちのけで)そんなことを考えました。
そう思うと、今の情報量ってとんでもない量ですね。
ゴリアテのことは知らなくてもとりあえず30年以上は生き延びることができたし、44歳になって知ったからといって特に私の生活が変わることもないのだから、知らなくてもよかったのかも、とかまたへりくつばっかり考えます。

